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2008年11月18日 (火)

流れの見える場所

10月~11月頭まで金沢はアートが熱狂していた。
お金をかけないで、それなりの事が出来て、しかもメディアも無料(これが大事)でアートのイベントは大々的に取り上げるので小さなお店や商店街やグループやNPOなんかが、こぞってアートイベントに流れた。
今年のうちに書いておけば予言になるであろうから、書いておくが、来年は一気に縮むだろう。
益々景気は悪くなり「やろうとする人」「やりたい人」は増えても、それの受け皿も無く、今年見て回って思ったのは見て回る人が既に飽きている。
プロデューサー不在、ディレクター不在の完全に学園祭状態。指揮者不在で客席もガラガラのオーケストラ。やっている人たちだけが盛り上がっている。
それを目の当たりにして、来年同じだけの企画が立ち上がるわけが無い。
もちろん一部の企画は手ごたえを感じているようだったので、拡大するイベントなんかもあり、そういう意味では淘汰されてクオリティが上がると期待したい。まぁ大概は淘汰されずに統廃合されて良いイベントに中途半端なイベントが合併され平均点が下がる・・・というのが多いのだが。
そんな影響もあってか、アクセスランキングは金沢アートプラットホームをトップにして、1ヶ月ほどアート系記事が多数ランクインしていたのが、先週くらいから消えてエコ関係に戻りました。
アートの熱は冷めたようです。
冬が来る直前にアートの冬がやって来ました。
多分工芸が、その間盛り上がるでしょう。
週末見てきた山田真子個展「つかう」は良かった。彼女の作品が持っている柔らかな空気感は良い。終了した2部校正の前半「つける」の方も驚いた。漆のアクセサリーと言うと、いかにも伝統工芸チックで、螺鈿でグロテスクな豪華絢爛さを出しているのだが、彼女の空気感そのまま「やわらかく」なんというか今までの漆のイメージとも違う感じで新しい素材に見えた。
ファッションデザイナーに漆のパーツが起用されたりして、アート業界よりも、ファッション業界で活躍してくれそうな気がする。

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