mottainai
「もったいない」が流行り言葉らしい。
実は私はこの言葉、そんなに好きではない。倹約のために「もったいない」というのは好きなのだが、環境問題となると、この言葉はむしろ悪とさえ言える。
少女売春を援助交際と言うことで軽く見せる。無職をフリーター/ニートと言うことで軽く見せる。まぁ軽く感じるかどうかは人それぞれとも思うが、この構造と似ている。
環境倫理っぽくなるが、資源が有限であるならば、現在の人が資源を使えば使った分だけ、未来の人が使える資源は減り、同じように現在の人が環境を破壊すれば破壊するだけ、未来の人は環境を破壊できない(環境負荷をかけることが許されない)事になる。
だから今は「もったいない」で済まされる問題も、100年、200年後の価値観で言えば重大犯罪の可能性がある。今は罰する法律がないので罪ではないと言うのはおかしいのだ。
だから未来の人に対する罪(場合によっては大量殺人)を「あなたのしている事は犯罪になるかもしれません」と言わなくてはいけない所を「もったいない」で終わらせる。これは「売春」を「交際」と呼び変えたのと同じ構造である。
2999年、歴史を学ぶ子供に先生は語る
「1900年から2100年までの200年間で人類は安定的な経済成長が無ければ混乱する資本主義思考を中心とする時代でした。安定的な経済成長が、人ひとりひとりの幸福や、地球環境よりも優先されたのです。ゆえに先にも後にも歴史上まれに見る環境大破壊の時代でした。その時代の人が無知であったが故に今のように植物は植物園、動物は動物園でしか見ることが出来なくなりました」
と言うような話も起こりうるのである。そうなれば今の政治家は環境犯罪を行ったA級犯罪者として扱われるだろう。
景気なんて波である。しかし環境の問題は修復不可能だ。
環境破壊の重みと、世界大恐慌の重み。どちらが重いのか全員がしっかりと考えて覚悟を決めるべきだと思うのだが、それにはまだ100年位かかるか。
「matterarenai!」
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